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2020年03月10日 更新

校長室から3

生徒の皆さんへ
 今日の新聞の一面には大きく「NY株一時ストップ安」とありました。人々の不安が世界経済をも動かしています。先行きが見えない中で、世界中がコロナウイルスという見えないものを相手にしているようです。人の気持ちも見えませんが、不安がどんどん大きくなって、私たちの周りでも隣の人が咳をするだけで、顔をしかめて、せめてマスクしろよと思ってしまう自分がいたりします。兵庫県でもコロナウイルス感染者が10人を超えました。不安が感染者差別や人権侵害にまで至らないよう、気持ちをしっかり持つことが求められています。

 学校では最近、進路指導部長の先生が校長室に報告に来てくれます。「〇〇君が××大学に合格しました。ほら、高校1年生の時の滝川フォーラムで活躍した生徒ですよ」「医学部医学科にも現役合格しました」と。あるいは「浪人していた△△君が初志貫徹して□□大学に合格したと、旧担任に報告がありました」と。いまはちょうど国公立大学前期日程の入試結果の発表の時期です。合格の報告は嬉しいのですが、中には不合格の報告もあります。前期試験が不調で後期試験に向けて頑張ろうとしている高校3年生の姿を、校内で見かけます。すでに卒業式は終わりましたし、休校中ですが、進路相談や受験指導での登校は、保護者の了解や感染防止対策をすることを条件に認めています。生徒の皆さんの不安解消に努めるのも学校の役割です。
 受験勉強も不安との戦いの部分があります。思うように勉強できないとき、ゲームをしてしまって後悔にさいなまれているとき、自信を無くしてしまったとき、勉強しても偏差値は上がらないとき… 色々な不安を乗り越えての合格だったのだろうと思います。不安は人の心に忍び寄ってきますが、努力することによって克服する人が多いです。不調だった人も、今回のことを糧として頑張ってほしいです。先日亡くなった野村克也さんは「栄光は敗北から始まる」と言ってました。

 部活動もできない、課題をしようにもはかどらない、この状況がいつまで続くのかわからないと、皆さんは色々な不安の中にいるかもしれません。ストレス特集の新しい「保健だより」も出ましたから、しっかり読んでください。
一日の終わりに10分間反省し、5分間は明日を夢見ましょう。
 次に会える日まで、元気で
 令和2年3月10日
                       滝川中・高等学校長 江本博明