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2020年03月06日 更新

校長室から2

生徒の皆さんへ
 3月2日(月)に休校になって今日で5日目です。学校は静かです。ふだんの昼休みなどは鬼ごっこをしている中学生の叫び声が校長室まで響いてきますが、いまはお昼時になっても全く静かです。時々聞こえてくるのは、食堂の改修工事(3月末完成予定)の音と終わりに近づいた塀工事の地ならしの音くらいです。
 そのような中で先生方は毎日10時30分から主任や部長・室長の先生、養護の先生などが集まり会議をしています。休校中ですが、体調不良の生徒の報告は入っていないか、課題はしっかりと生徒に届いたかなどの報告を聞いて、情報を共有し今後どのように皆さんに情報や課題を届けるか相談しています。皆さんは学校に来ることができませんが、先生方は学校で頑張っています。写真は3月3日(火)の15時に、800通余りのレターパックに学年末考査課題を梱包して発送しようとしている先生方の姿です。

 学校に生徒がいないなんて異常です。私の感覚も日常とは異なっているような気がします。ふだんはうるさいなあと思うことがある皆さんの叫び声すらが、懐かしく思えるのです。そして、感覚が研ぎ澄まされます。校庭の木々に春を待つ新芽を発見して思わず幸せな気になるのです。変ですね。
 そしてこんなことも思いました。この休校中の過ごし方が将来の皆さんの姿を決めるかもしれないと。日ごろはできないことですが、不得意科目の克服を目標に勉強したり、本を読んだり、手伝いや料理をしたりした生徒と、ゲーム三昧あるいはネット依存で日々を送った生徒には大きな差ができるのではないだろうかと。自由な時間の中で、自分でものを考えようとした生徒と流されるように時間を送った生徒との差は大きいです。ぜひ、自分でこの休校をどのように活用するか考えてほしいと願っています。お父さんやお母さんは忙しく、日ごろは部活動等で皆さんも忙しくて話をする時間がなかったかもしれません。しかし、今回、皆さんには時間があります。課題をすることはもちろんですが、お父さんやお母さんとじっくり話をするいい機会かもしれません。
 新しい「保健だより」も昨日、HPに掲載されています。ぜひ、参考にして元気でいてくださいね。
 令和2年3月6日
                        滝川中・高等学校長 江本博明